目次を全部出します。並べたら、失敗談の本ではありませんでした
朝3時。
パソコンを開いて、目次のファイルを表示しています。
今日は、8月15日に出す本の目次を全15章そのまま公開します。発売の6日前です。
隠しておく理由が、特に見つかりませんでした。むしろ、目次を見て「自分には要らない」と判断してもらえるなら、そのほうがお互いに良いと思っています。
並べてみて、はっきりしたことが2つありました
ひとつめ。第1章が、いきなり浪費から始まる
朝の本なのに、一発目がスマホに時間を溶かしていた頃の話です。
順番を逆にする案もありました。理想の朝から見せたほうが、たぶん読み始めやすい。実際、そういう構成の本のほうが多いと思います。
それでもこの順にしたのは、自分が浪費の側から来たからです。
朝3時に起きられるようになった人の話から始めると、読んでいる人にとって、それは最初から他人の話になります。自分は5時起きすら4回失敗しています。そこを飛ばして「起きられるようになりました」から書き始めるのは、順番として嘘だと思いました。
ふたつめ。浪費が3章しかない
これは自分でも意外でした。
書く前は、失敗談の本になると思っていたんです。何しろ最初の3年はほとんど何も起きていません。教材類に14万円ほど払って、サーバー代を含めれば19万円が消えています。書けることは失敗しかない、くらいの気持ちでいました。
実際に並べたら、投資が10章でした。
意図してそうしたのではありません。書いてみたらこうなりました。
つまり、5年やって手元に溜まっていたのは、失敗の話そのものよりも、何をどこに置いたかの手順のほうだった、ということだと思います。枕元にスウェットを置く、玄関にサンダルを出しておく、パソコンは閉じずにそのまま眠らせておく。そういう、話としてはまったく面白くない部分です。
自分の本が何の本なのか、目次にして初めて分かりました。
浪費・消費・投資という切り分けについて
この3つで時間を分けるようになってから、朝の使い方が変わりました。
判断がいちばん難しいのは、実は消費です。
浪費は分かります。あとで後悔するからです。夜中にスマホを2時間スクロールして、翌朝に胃がキリキリする。あれは間違いなく浪費でした。
投資も分かります。すぐには何も起きませんが、あとから戻ってきます。
消費は、そのどちらでもありません。後悔もしないし、戻ってもこない。ただ減るだけです。
第6章に、6年履いているサンダルと、途中でやめた月7,000円のサブスクの話を書きました。どちらも消費です。
違いは金額ではありませんでした。片方は毎朝ほんとうに足を入れていて、もう片方は「いつか使うため」に払い続けていた。手が触れた回数の差でした。
安いものが良いという話ではありません。使っていないものが消えていくだけの話です。それを判断するのに、5年と19万円かかりました。
目次を、先に決めませんでした
これは書き方の話です。
普通は目次から作るのだと思います。骨組みを決めて、そこに肉をつけていく。効率が良いのは明らかです。
自分はそれができませんでした。
先に目次を決めると、枠を埋めるための文章になってしまうんです。今日は第3章の担当だから第3章っぽいことを書こう、という手つきになる。書いていて、自分でも面白くありません。
なので、15章ぶんを書き終えてから並べ替えました。順番は3回入れ替えています。
そこで初めて、背骨が見えました。浪費・消費・投資という切り分けも、後から出てきたものです。最初から用意していた枠組みではありません。
先に骨組みを作れる人がうらやましいのですが、自分はどうやら、書いてからでないと自分が何を書いたのか分からないようです。
これは本に限った話ではなくて、毎朝のジャーナリングでも同じことをやっています。歩きながら思ったことをそのまま音声で吐き出して、翌朝それを読み返す。読み返して初めて、自分が何を考えていたのかが分かる。
順番が逆なんですよね。考えてから書くのではなく、書いてから、考えていたことに気づく。
目次を先に出す理由
最後に、なぜ発売前に全部出すのかを書いておきます。
読まなくていい人に、読まなくていいと分かってほしいからです。
この本は、全員に効く本ではありません。
朝がもう機能している人には、たぶん要りません。すでに続いている習慣がある人にも要らないと思います。
想定しているのは、何度も早起きに挫折して、そのたびに「自分は意志が弱い」と自分を責めてきた人です。かつての自分がまさにそれでした。目覚ましを4つ並べても起きられず、天井を見ながら自己嫌悪していた側です。
目次を伏せたまま買ってもらって、合わなかった、と思われるのは、たぶんお互いに損です。
だから先に出します。合いそうなら8月15日に、合わなさそうなら今日ここで、それぞれ判断してもらえればと思っています。
8月15日にKindleで本を出します。8月16日から18日までの3日間は無料にします。
『三日坊主さんの朝活 ── 意志に頼らず続ける、書く習慣のつくり方』です。
明日は、この本でいちばん言いたかったことを1本書きます。副業が続かないのは意志の問題ではなく、夜にやろうとしているからという話です。
Substackの購読者限定チャットでは、この目次を昨日のうちに先出ししていました。ここに置いているのは、公開の場に出す前の判断や、決めきれずに止まっている話のほうです。ここにいると、公開で読むより数日早く見えます。
売り込みをする場所ではありません。朝の静かな時間に、同じ方向を向いている人とゆるく繋がれる場所です。
よかったら、覗いてみてください。完全無料で、解除も自由です。
最後に、少しだけ。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
私は特別な才能があるわけではありません。ただ、朝3時という静寂の中で自分と向き合うことで、どん底だった毎日を少しずつ、自分の手に取り戻してきました。
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