質問です。
今、買うかどうかで止まっているものが、手元にありますか。
自分にはあります。
今朝も、購入ボタンの前で、しばらく固まっていました。
過去の自分は、これで何度も財布を開いてきました。
自己啓発の本を買う。
オンラインの教材に払う。
月額のサブスクに登録する。
払った日は、なぜかもう、変わった気になれるんです。
そこが、いちばん怖いところでした。
翌週、本棚を見ると、未読の山があります。
登録したサブスクは、開かないまま、毎月1,500円だけが静かに引かれていきます。
使っても使わなくても、お金は減る。
違うのは、使わなかった月には、自己嫌悪だけが残るということです。
夜、パソコンの前に座って、買ったばかりの教材を開いて、100文字だけメモして、そのまま寝落ちした日もありました。
翌朝、目覚ましを4つ止めて、二度寝して、天井を見ながら「今日も何もしていない」と思う。
お金は払ったのに、自分の中には何も積まれていない。
あの頃いちばん減っていたのは、お金ではありませんでした。
「自分はできる」という感覚のほうです。
払うたびに、それが少しずつ剥がれていました。
しばらくして、お金の使い方を、二つに分けて考えるようになりました。
消費と、投資です。
ゲームの課金は、消費です。
使えばお金が減って、思い出にも残らず、資産にもならない。
自分の大事なものだけが、剥がれていきます。
投資は、その逆であってほしい。
でも、ここに落とし穴がありました。
教材は、買っただけでは投資になりません。
使わないサブスクと同じで、開かなければ、それはただの消費です。
投資に変わるのは、払ったあとに、手を動かした分だけ。
払った瞬間ではなく、使った瞬間に、はじめて資産になる。
そう気づいてから、買う前に、自分にひとつ聞くようになりました。
「もう払ったものを、使い切ったか?」
たいてい、使い切っていません。
本棚には、まだ開いていない本がある。
登録したまま、ほとんど触っていないサブスクがある。
前に買った教材の、半分も試していない。
新しいものを一つ足す前に、もう手元にあるものが、山のように余っている。
これに気づいてから、購入ボタンを押す回数が、ずいぶん減りました。
ここで、自分の本の話を一つします。
この夏、5年ぶん積んできた失敗の記録を、一冊にまとめました。
書くにあたって、新しく資料を買い込んだかというと、一冊も買っていません。
中身は全部、5年前から自分が書いてきたものです。
読まれずに置いてあった、古い記録の山。
それを、並べ直しただけです。
新しく仕入れたものは、何もありませんでした。
手元にあるものを使い切る、というのは、こういうことでした。
いちばん作りたかったものが、いちばん近くに、もう置いてありました。
まとめます。
学びを増やすこと自体は、悪くありません。
ただ、買った瞬間に満足してしまうなら、それは投資ではなく、いちばん高い消費です。
新しい教材を一つ足す前に、もう払った分を、まず使い切る。
引いてから、足す。
順番はいつも、そっちが先でした。
今朝も、あの購入ボタンは、押さずに閉じました。
代わりに、前に買って積んだままだった一冊を、10分だけ開きました。
たぶん、それだけです。
続いた人間が書いた本ではありません。4回やめて、そのたびに戻ってきた記録です。
『三日坊主さんの朝活 ── 意志に頼らず続ける、書く習慣のつくり方』
Kindleで全15章、500円です。読み放題でも読めます。
これも、新しく学んだ話ではありません。5年ぶん積んだ失敗を、並べ直しただけの本です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
同じように、余計なものを静かに手放しながら、自分の時間を取り戻そうとしている人たちが集まる場所(Substackの購読者限定チャット)を用意しています。
売り込みをする場所ではありません。
朝の静かな時間に、同じ方向を向いている人と、ゆるく繋がれる場所です。
買うかどうか決めきれずに止まっている話も、毎朝そこに置いています。
よかったら、無料購読から覗いてみてください。
#朝活 #習慣化 #ブログ #タイムマネジメント #自己投資
最後に、少しだけ。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
私は特別な才能があるわけではありません。ただ、朝3時という静寂の中で自分と向き合うことで、どん底だった毎日を少しずつ、自分の手に取り戻してきました。
もし、私の拙い試行錯誤や「早起きを通じて人生を好転させるコツ」が、あなたの明日のほんの少しの力になれるのなら、これほど嬉しいことはありません。
Substackでは、ブログやSNSでは書ききれない、より深く、より生々しい思考の裏側を定期的にお届けしています。
もしよろしければ、私と一緒に朝の静寂を楽しみませんか? 下のボタンから購読(無料)いただけると、日々の執筆の大きな励みになります。
また、この記事が少しでもお役に立った、何かのヒントになったと感じていただけましたら、ぜひSNSやご友人へシェアしていただけますと大変嬉しく思います。あなたの温かい応援が、次回の記事をお届けする原動力になります。




