ブログを始める前、自分はいろいろなものに手を出していました。
そして、そのほとんどを1ヶ月か2ヶ月でたたんでいます。
当時の自分は、それを悪いことだと思っていませんでした。むしろ、少し誇らしくすら思っていた気がします。
「合わないものに、ずるずる時間を使わない」
「向いていないと分かったら、すぐ次へ行く」
見切りが早いことを、判断力だと思っていたんです。
いま振り返ると、あれは判断ではありませんでした。結果が出る前に、自分で答え合わせをやめていただけでした。
自分が見ていたのは、1ヶ月目の数字だけでした
5年やってきて、いちばん実用的だった気づきがこれです。
成果は、作業した直後には来ない。だいたい3ヶ月ほど遅れてやってくる。
これを知らないと、何が起きるか。
1ヶ月続けて、数字がゼロ。だから効果がないと判断して、やめる。
でも、その作業の成果が出るのは3ヶ月後だったかもしれません。だとすれば、出る直前で自分から降りていることになります。
自分は、この形で何度もやめてきました。
並べると、こうなります。
悪い例
始めて1ヶ月目の数字を見て、「向いていない」と決める。すぐ次のことに移る。移った先でも、また1ヶ月目で決める。
良い例
始める日に、判定を出す日を先に決めておく。その日が来るまでは、数字を見ても良し悪しを決めない。
やっていることの中身は、どちらも同じです。違うのは、答え合わせをする日を、いつに置いているかだけでした。
悪い例のほうを繰り返していると、手元には「1ヶ月だけやったもの」が並んでいきます。どれも、芽が出る前に抜いてしまった苗です。
そしてそのたびに、「自分は何をやっても続かない」という結論だけが、少しずつ太っていきました。
ブログを、半年止めたこともあります
正直に書くと、ブログも一度、半年止めています。
少し休むつもりで、再開する日を決めないまま手を止めて、気づけば半年です。
当時は、そのうち再開するつもりでいました。「そのうち」は、ずっと「そのうち」のままでした。再開の日を決めていないと、休みはそのまま終わりになります。
見切りが早かった頃の自分と、半年止めた自分は、同じ形をしています。どちらも、判定を気分に任せていたという点で。
いまは、判定の日をカレンダーに書いています
いまは、何かを始めるときに、最初にやることが決まっています。
判定を出す日を、カレンダーに書き込むことです。
最低3ヶ月は続ける。3ヶ月経って何も起きていなければ、もう3ヶ月見る。判定を出すのは6ヶ月目。
これは根気の話ではありません。気持ちで粘ろうとすると、数字が動かない月に、心のほうが先に持ちません。
だから、粘るのではなく、判定の日をあらかじめ後ろにずらしておく。それだけです。
数字を見るのは週に一度にしました。毎日見ていた時期もありましたが、1日ごとの上下には意味がなく、見た分だけ気分が振り回されていました。
それから、6ヶ月見ても動かなかったものは、たたみます。ただし、消さずに残しておきます。放っておいたところから、あとで成果が出たことがあるからです。
見切りの早さは、才能ではなかった
あの頃、自分に足りなかったのは、根性でも才能でもなかったと思っています。
足りなかったのは、成果がどのくらい遅れて届くのか、という知識だけでした。
それを知らないまま、1ヶ月目の自分に判定させていた。判定できるだけの材料が、まだ何も届いていない時期に、です。
いま何かを続けていて、「もう向いていないのかもしれない」と思いかけている日があるなら、自分ならまず、その判定がいつの数字を見て出したものなのかを確かめます。
1ヶ月目の数字なら、たぶん、まだ何も分かっていません。
今日やった作業の結果は、今日には出ません。今日出ている数字は、3ヶ月前の自分がやった分です。
そう思っておくだけで、手応えのない朝が続いても、もう少しだけ手を止めずにいられます。
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