家族のために副業を始めたのに、家族の記憶を失っていた話
「家族との時間を大切にしたい」と願ってお金を稼ごうとしたのに、かえって家族との時間が奪われていませんか?
「もっとお金があれば、平日に旅行に行ける」
「副業で稼げば、暮らしがもっと楽になる」
かつての自分は、まさにその思い込みに縛られて、盲目的に走り続けていました。
あ、どうも。会社員をしながら朝3時起きでブログや副業を続けている、ヤドリです。
本題に戻ります。
結論を言います。
「家族と一緒にいる時間」に作業をするのを、今すぐやめてください。
それは、家族の幸せを守るために始めたはずの活動で、家族を最も傷つける悪習慣だからです。
耳の痛い話をします。
私は以前、副業で稼ぐことに取り憑かれていました。
頭の中は常に「どうすればもっと稼げるか」でいっぱいで、時間があればパソコンを開いていました。
「家族のためにやっているんだから、多少の我慢は仕方のないことだ」
そんな都合の良い言い訳(無意識のブレーキ)を自分に言い聞かせていたのです。
しかし、その代償はあまりにも大きすぎました。
一番の反省は、娘が1歳や2歳の頃の記憶や記録が、他の時期に比べて極端に薄いことです。
作業に没頭するあまり、そばにいる子供たちの言葉をただ聞き流していました。
娘と遊んでいる時でさえ、手元でスマホをいじり、次の記事の構成を考えたり、出張の報告書を読んだりしていました。
体だけはそこに置いて、心は別の場所に逃げている。
そんな「ながら遊び」を繰り返していたせいで、娘と遊んだはずの楽しい記憶が、今も私の頭の中にほとんど残っていないのです。
部屋にこもりきりになって作業に熱中するあまり、娘の激しい夜泣きにすら全く気づかないことさえありました。
妻には本当に申し訳ないことをしたし、多大な迷惑をかけたと思っています。
「ただいま」と家に帰っても、私の心は家にはなく、頭の中のモヤモヤ(どうやってアクセスを増やすか、どうやって売るか)ばかりを考えていました。
話しかけられても生返事。
パソコンの前で思い通りに作業が進まないと、些細なことでイライラを周りにぶつける。
家族の笑顔を守るために始めたはずなのに、自分の手で家庭の空気を冷え切らせていたのです。
本当に惨めで、愚かな失敗でした。
さらに、稼ぐことに迷走していた私は、数多くの情報商材やノウハウを買い漁っていました。
「動画編集で月30万稼ぐ方法」
「最先端の画像や動画を使って自動で売るやり方」
そんな魅力的なタイトルを見るたびに、自分の弱さから財布を開いていました。
しかし、どれも中途半端に手を出しては挫折し、商材代金だけが赤字として積み上がっていく。
深夜、明るく光る画面を前に頭が真っ白になり、キーボードに指を乗せたまま力尽きて寝落ちする罪悪感。
「またお金と時間を無駄にしてしまった」と、天井を見つめては激しい自己嫌悪に陥る毎日。
そんな地獄のような悪習慣を繰り返す中で、ある日、ふと気づいたのです。
「自分は、時間を引き算するどころか、足し算ばかりして自分と家族をすり減らしているだけじゃないか」と。
そこから私は、活動のやり方を完全に変えました。
まず、一番のルールとして「家族がいる日中には絶対に作業をしない」と鉄の掟を決めました。
パソコンに向かうのは、家族が寝静まっている早朝、あるいは通勤中の電車内や、仕事のほんのわずかな合間だけ。
私の朝の行動パターンは決まっています。
午前3時に起きたら、静かな書斎の部屋で、飲まず食わずで真っ先にパソコンを開きます。
まだ外が暗く、住宅街が静寂に包まれている時間だけが、私のパーソナルな空間です。
そこで午前5時までは、集中してブログや副業の執筆作業を行います。
そして午前5時以降は、作業をすっぱりと終えて犬の散歩に出かけます。
この散歩の途中に、スマートフォンに音声入力でその日の思考や生の感情を吹き込んで整理しています。
さらに、かつて夜泣きに気づけなかった後悔から、今は妻が定点カメラを購入し、子供が眠る寝室の様子をウォッチできるようにしてくれています。
私が午前3時から作業部屋にこもっている間も、ただ作業に没頭するのではなく、子供の部屋から泣き声が聞こえないか、常に「耳を澄ませる」ようになりました。
何かあればすぐに駆けつけられる、そんなやり方を取り入れたのです。
ノウハウの買い漁りに対しても、大きな損切りを行いました。
流行りの動画編集や、見栄えの良い画像・動画を作る技術といった、自分に向いていないやり方の商材はすべてゴミ箱に捨てました。
もう、余計なノウハウはいらないと見切ったのです。
その代わりに残ったのが、自分にとって最も負担のない「ただ文章を書くこと」でした。
例えば、私は競馬の予想データをまとめて発信する有料記事(note)を販売しています。
驚くべきことに、私自身は競馬を全くやりません。推奨もしていません。
ただ、データを集めて整理し、客観的に分析して文字にする作業が、自分にとっては歯磨きのように苦にならない「当たり前の習慣(主観的不労)」だったからです。
周囲からはこう言われることもあります。
「機械のデータ予測なんて今や当たり前だ」
「そんな胡散臭いやり方で本当に稼げるわけがない」
しかし、結果として私の発信した記事は売れており、誰かの役に立っています。
他人の評価や「胡散臭い」という言葉を心配する必要はありませんでした。
自分が苦にならない作業を、ただ淡々と仕組み化して届ける。
その「主観的不労」の資産化こそが、自分をすり減らさず、家族の時間を守りながら稼ぐ唯一のルートだったのです。
もし今、あなたが「家族のために副業をしているのに、なんだか毎日が苦しい」と感じているなら。
それは、あなた自身のやり方が、大切な人の時間を搾取するブレーキになっているサインです。
どうか、モチベーションに頼るのをやめて、物理的な「仕組み」と「時間割」を見直してみてください。
足し算ではなく、引き算をすること。
家族がいる時はパソコンを閉じ、誰もいない朝の時間にだけ集中する。
まずは明日の朝、パソコンを開くまでの邪魔な手間をゼロにする準備をして、早く寝ることから始めてみてください。
その小さな軌道修正の積み重ねが、いずれあなたと家族に、本当の自由を連れてきてくれます。
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最後に、少しだけ。
ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。
私は特別な才能があるわけではありません。ただ、朝3時という静寂の中で自分と向き合うことで、どん底だった毎日を少しずつ、自分の手に取り戻してきました。
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